朝5:30起床。
いつもならうーんもう一回ってなるのに、この日は久しぶりのお天気のせいか エイッ!と起きれて体がぐんぐん動きます。 実は今日がわくわくしていてぜんぜん眠れなかったんだ。 遠足楽しみな子供みたいに。 今日は藤野に行きました。 藤野は高尾のとなりの相模湖のとなりの藤野。 織りで仲良しの滝沢かよこさんに苦手な草木染めを習いにね、行ったのです。 藤野に着いた早々かよこさんがうれしそうに「イシカワさ~ん!」と両手を小さくフリフリ振って出迎えてくれました。ご主人ののぼるさんもつなぎ姿で登場。二人して車で迎えに来てくれたのです。これからまっすぐ本日の野草・セイタカアワダチソウを取りに向かいます。 車でぐんぐん山の中を登って行きました。 昨日までずっと雨だったこともあり、山の葉っぱ達はきれいに洗われたようで、一段とみどりがピカピカしていてきれい。木漏れ日が金色に見えました。 「さー着いたわよー」 と山道の脇っちょに生えてる大量のセイタカを採取開始! 右の写真がセイタカアワダチソウ。 みんなも一度は雑草としてどこかで見たことあるんじゃないかな? これの一番上のほう。若い部分を中心に採取して草木染めに使います。 さてさて採取終わっていざ滝沢邸へ! といっても滝沢さん家の別荘が今回は染めの舞台となります。 本当にステキ!! そこはもうよだれが出るほど素敵なログハウス!! 庭にガーデニングでハーブが咲き乱れ、草木染めの草花やベリーなんかもたわわになっていました。 「イシカワさん食べる?」とかよこさんと二人で夢中でキュートなベリーを食べました。あまりにもりもり食べすぎて、のぼるさんに「やらないの?」と注意されてしまったぐらい! お家の中もかよこさんのアトリエになっていて、手作りのスリッパやラグマットはもちろんのこと、木の実のリースやさまざまな木の道具たちは、ほとんどがお二人の手作りでできています。 薪ストーブだしゲストハウスはあるしさ!眺めもサイコーと来たら羨ましくってブーってなる! 「いいなーいいなー」といつまでも羨ましがってる暇もなく、のぼるさんはもう草木染めをする寸胴に水をはり、薪で焚く準備が終わっていて、すでにもうその辺の草刈なんかはじめてる。 そうそう!紹介するのを忘れていたね。滝沢ナリタブライアンこと、通称ブー。 北海道犬です。お家の中では甘ったれ、外ではおんなじ日本犬には強気なくせに、洋犬にはめっぽう弱い滝沢家のかわゆいお調子者★本当にその姿がかわいいんだ。 ハイ。もどってセイタカです。 セイタカを煮ます。とにかく草木は手間と時間の勝負ですから、ひたすら煮たり煮たり煮たり煮たり・・・†他にもかけるばいせん液や(今回は鉄でやったよ)、定着剤などの薬剤の計算やらいろいろ手間がかかる工程はたくさんあるのだけれど、これはまたいつか。自分でワークショップなどができるようになったらみんなにお話したいなぁ。 とにかく草木染めはその草木の染める時期やその年の気候、かけるばいせん液やその土地の風土、煮出した液の番数、染める素材なんかで何百何千通りと色が変わっていきます。 化学染料が計算された美しさだとしたら、 草木染は偶然の美しさだと思います。 狙った色が出ない。 そこが草木染めのおもしろさで醍醐味なんだろうな。 で、今回の染めるセイタカの鮮やかミドリを出すタイミングは本当は5月初めがピークなんだ。 アタシは少し時期がずれてしまったし、しかも今年は例年より6月の気温が暑いぐらい。 だからどんな色になるかわかんないんだよね。 なので今回は一番液の様子を見たとき少々不安だったからその子は捨てて、 二番液と三番液をかけたもので染めようかと思います。 二番と三番の液がだんだん若い色に変化しているような、少しきれいに感じたんだ。 だから足したらどうなるかなってさ。楽しみ! 長くなっちゃったから次回につづく
by udu-textil
| 2008-06-01 23:21
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